センター刊行物

講演録

ヨーロッパとドイツへの挑戦としてのグローバル化

ヘルムート・シュミット元ドイツ連邦共和国首相の著書 “Die Selbstbehauptung Europas”の日本語版『ヨーロッパの自己主張』がシュプリンガー・ フェアラーク東京より出版されました。これを記念して、ドイツ・ヨーロッパ研究センターが主催し、2006年5月17日に「ヨーロッパとドイツへの挑戦としてのグローバル化」と題する講演会が開催されました。講演会はヘンリク・シュミーゲロー駐日ドイツ大使の挨拶により幕をあけました。そして、シュミット元首相の古くからの友人であり、経済企画庁長官も務めた宮崎勇インターアクション・カウンシル(OBサミット)事務局長より「世界経済 と政治」と題する講演、続いて石田勇治東京大学教授より「シュミットを語る―過去から未来へ」と題する講演が行われました。二つの講演を通して、シュミット氏が当時直面した課題は今日の国際関係でも引き続き重要な課題であり、それゆえ先見の明に富んだシュミット氏の政策には学ぶべきところが多くあるということが強調されました。この冊子は記念講演会で行われたそれらの講演をまとめた記録集です。
(日独両言語)

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挨拶

ヘンリク・シュミーゲロー(ドイツ連邦共和国駐日大使)
森井裕一(東京大学助教授、ドイツ・ヨーロッパ研究センター執行委員)


講演

世界経済と政治
宮崎勇(インターアクション・カウンシル事務局長、元経済企画庁長官)

シュミットを語る―過去から未来へ
石田勇治(東京大学、ドイツ・ヨーロッパ研究センター執行委員長)